8割独り言な日記

メイプルやってるけど最近してない。欅最近過疎いよね、 小説やら半年くらいかいてない絵やらやってます。小説は三日坊主にならないようにね!

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ドヘタレロリコンと無口嬢

いつもは頭に浮かんだ文章を書き連ねるマジキチblgですけど
まあ時々は自分やってる文章も書き連ねてもええやん


すずねさん

諭吉は昨日帰ってきました。雲をわたがしにして生き残っていました。
 時々、考えることがある。
 今俺は家で一人だ。後数時間もすれば親が帰ってきて、晩飯を作ってくれて、それを食べて、寝る。んで朝起きたら学校にいって、適当に友達と喋ったり勉強したりして、帰ってくる。んでゲームしたりライトノベルを読んだりパソコンをいじったりした後、風呂に入る。これで一周。それの繰り返し。
 今日はたまたま、この湯船に浸かりぼーっとする時間を起点としたが、結局どこで始めても同じようなもんだ。そりゃ起伏のない毎日だからな。週に三度くらいバイトがあるけど、それももうパターン化した。
 時々、考えることがある。
 こんなレールに乗った日常が、脱線しないものかと。
 わかってはいた、そんなことはない。
 どこぞの主人公でもなければ、ぱっとしない外見だとか、自分の持っている趣味から見ても、サブキャラクターの座さえ獲得できそうにない。
 だから俺は思う。
 何か、起きないかなーって、他力本願に、思うだけ思うのだ。
 妄想は、自由だからな。いくらでも。


 いい湯だった。
 湯の温度は四十度に限る。水位は胸が浸からないくらいがいい。
 逆上せたせいか、立ちくらみをしながらもバスタオルで身体の水滴をふき取った後、腰に巻き居間へと赴く。予めエアコンで冷房をつけておいたので、身体の温度と十五度近い差を持つ部屋が俺を向かえてくれる。
 涼しい。この瞬間があるから夏は好きだ。冬の方が好きだけど。
 エアコンを停止させ、涼しさの余韻が残っているうちに服を着て、ドライヤーをし、お茶をコップ一杯飲み、二階の部屋に向かう。普通は自分の部屋で着替えるものだろうけど、この時間帯はいつも両親がいないので、わざわざ階段を上るのがめんどくさいのもあって事前に服を居間に持ってきて着替えている。
 というわけで、ここでやっと、一人っ子にはもったいないような娯楽道具が整っている部屋へ向かうわけだ。パソコンに、本棚二つに、本来の用途を果たしていない勉強机。あとゲーム機。据え置きも小型もある。まあ小遣いで買ったから。うん。
 階段を上る。少しだけ螺旋になってるあたり、無駄な幅をとらない親切設計である。設計については詳しくないから100%予想だけど。
 階段を上りきって、右。前と左は、左が親の部屋で前が物置だ。ついでに物置が一番広い。
 ガチャリ。 
 バタン。
 ……あれ?
 いやいや。
 おかしい。
 さっきあれじゃん、お風呂でちょっと痛い妄想展開してたじゃん。何が日常から脱線したいだよ、ふざけんな。
 実際に脱線するとこんなもんである。怖い怖い。あー怖い。どうしよう、俺どうしよう。
落ち着け。今は家に誰もいない。大丈夫だ、俺は生きる。
 一度深呼吸し、もう一度部屋のドアを開ける。
 ガチャリ。
 ……おう。
 ハロー。キミの名前はジョニーっていうのかい? いやいや、どうみても女の子じゃん。ソフィとかにしろって。
 というかさっきから一言も口に出てない現実である。これだからヘタレは困る。
 さてはて、どうしたものか。何歳だ、俺そういうのわかんないぞ。
 まあ適当に十四歳くらいにしよう。俺がそのくらいが好みだし、なんとなくそんな感じがする。
 なんとなくおとなしい感じだな。おとなしいならなんでこんなところに来たんだ、いやおとなしいって決まったわけじゃないし。
 そしてかとなくするご令嬢臭。どうみても――具体的には着てる服だとか、ものすごい可愛いだとか――そこらへんから判断するに、ご令嬢である。繰り返す、ご令嬢である。
 これはアレだな、何らかの理由で家を飛び出たお嬢さんが、鍵が空いてたなんていう用心の欠片もないセキュリティ要素皆無の家に転がりこみ、二階で寝た。ものすごく自然である。
 なんでだよ。
 自然なわけあるか。第一ここの近くにそんな豪邸ないし。頭おかしいんじゃないのか。
 ……あ、直接訊けばいいじゃん。起こすか。
 …………どうやって? え? どうやるの? 自分どうするんデスカー?
 え? 女の子起こすの? え? 頬でも叩くの? いやいや、そんな事したら死ぬって社会的にいやでもこれ誰にも見られてないしってなんかどんどん考えが卑猥な方向に落ち着け俺……。
 普通に、普通に起こせばいいんだ。
 お~~~~い。
 ……声出てませんね。
「……ぉ~ぃ」
 かすれすぎだろ。
 頬を叩いてみる。ぺちぺちではない。つんつんですらない。こう、指の腹を少しあてたくらいだ。俺にはこのくらいが限度だ。無理はいうな。人には限界があるんだよ。
「ん……ぅ……」
 ほら、起きた。もう嫌、逃げたい。逃げようかな。逃げてもそのうち親が帰ってきて見つかるな。俺の部屋で。えらく高そうなパジャマを着たお嬢さんが。ああ、死んだな。
 いや、まだ死んでない。起死回生は最後に訪れるんだよ。
 ほら、変なこと考えてる間にお嬢さん方が起きたよ。目をぱちくりさせてらっしゃる。かわいい。十四歳可愛い。
「……」
 えっ? 黙るの? 何で黙るの? ここは叫び声の一つでも出すものじゃないの? え? 俺わからないよ、お嬢様の考えることがわからないよ!
 俺? 俺はどうするかって? ふふん、最近は口を動かさなくても会話できるんだぜ。ほら、右ポケットにしまっていたケータイ。これさえあれば口なんていらない。
 ぽちぽちぽち、っと。
『なんでここにいるんですか』
 さて、理由を聞きださない限りはどうしようもないからな。
 ……ところがどっこい、このお嬢様、一言も話さない。なんだ? 昔から家の外出た事がなくて口の動かし方がわからないってか?
『話せないんですか?』
 って、そこ頷くんだ、頷くんだ……うっわー、これマジモンだよ。話せないお嬢様とか超レアだよ。レアに遭遇してるよ。モブが、こんなモブ、家壊される勢いで来たヒーローみたいな人の巻き添えになって死ぬタイプのモブ。俺そんな感じだから、多分もう死ぬ。
 しばし考えよう。いや、考えるまでもない。
『ここに居る理由を書いてください』
 そう打ったけいたいを渡す俺。超紳士。死ぬ前にこんくらいはやってもバチは当たらない。こんくらいっていうのは手が触れるくらいね。
 ところがこれまたどっこい、俺の予想を上回る。けいたいをもったまま何もしない。これは操作方法がわからないと見た、頭回る俺カッコイイ。
 そこでまた取り上げる俺。そして対面から横に移動する。この時点でもう死にそう。主に動悸が早くなりすぎて血管に穴空きそう。緊張で胃にはもう穴空いてるかもしれない。
 「あ」から「ん」まで丁寧に打ってみせる俺。眠たそうな目でそれを見ているお嬢様、どんな光景だ。
 そして再度渡す。今度は打ち始めるお嬢様。物覚えがいいあたり、育ちがいいと思う。俺使いこなすのに二か月かかったし。
 十数秒の沈黙の後、お嬢様がけいたいを向けてきた。そこに書かれていた文字。ああ、驚愕。
『逃げてきました』
 予想通り。もうだめだ。これは俺が匿ううちに恋愛感情とか、芽生えねえし。そういうのはごめんだ、サングラスをかけたオールバックの筋肉数人に拷問される。
『詳しくは、』
 いやいやいやいや、だから俺はそんなタイプじゃないって。考えてることよりも本能が先に匿うことを優先するとかありえねえからやめてくださいいやマジで本当に。
『ごめんなさい』
 ほら、理由もねえ嬢ちゃんは家におけえねえな! ここ俺の家じゃないけど。 
 俺の家じゃないんです。俺のお父さんの家なんです。そのお父さん今帰ってきました。鍵を開ける音がガチャガチャっとね、したんですよ。もうダメ。
「いるのかー」
「いるよー」
 平然とした声で返す俺。そりゃそうだ、親と友達くらいには話せる。が、逆にそれ以外はもうガッチガチ。上から下までガッチガチ。





『で、俺は何をしたらいいんですか?』
 どうぞ。
『一緒に逃げてほしい』
 そうかい。まあそうだよな。俺みたいなモブがかれこれ一週間弱匿ってさ、けどやっぱり限度があってさ。それでも情ってのはわいててさ、仕方ないよな。こうなったら筋肉に拷問されてもいいわ。俺この一週間弱で人生の運使い果たしたっぽいしな。後はどうなってもかまわん。
 とは言ったものの、どこに逃げるか。ま、後で考えよう。俺モブだし。もしかしたら影の薄さとかをお嬢様に見込まれたのかもしれん。
『お願いします』
 まだ返してもらってなかったけいたいにそんな一文。ああ、こりゃだめだ。十四歳のくせに色々持ちすぎなんだよ。俺ヘタレだし、なんももってないからわかんねえわ。何で見ず知らずの、ちょっとだけ匿ってもらったようなヤツにそんだけ全部預けれるんだか、わからん。
 荷物をまとめる。なんの、別に駆け落ちみたいな逃避行をしようってわけじゃない、荷物といってもお嬢様の服一式、俺の服一式、後は使い道が無いくせにバイトしてたまりにたまったムダ金。諭吉さんがいーっぱいある。
 ま。いくか。
 手を引くようなことはしない。俺はこのお嬢様に触れたのは一番最初の頬と手だけだ。ヘタレだし。だからちゃんとついてこいよ、聞こえてないだろうけどな。、
 
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  1. 2011/09/03(土) 23:05:41|
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